団体概要

団体名マルチ被害をなくす会
設立2022年3月
発起人Rio(@multiblack_tw
形態任意団体

私たちの理念

マルチ商法(連鎖販売取引)の被害というと、勧誘された本人の金銭的な損失がまず思い浮かびます。しかし発起人Rioは、「マルチ商法の最大の被害者は、マインドコントロールされた販売員本人ではなく、その親族である」と考えています。

親がマルチ会員になったことで家族関係が壊れる。経済的な無心が繰り返される。それが30年以上続くこともある——。声を上げにくいこの「親族の被害」に光を当てることが、当会の出発点です。

発起人の経験

発起人Rioは、38年にわたりマルチ商法の会員である母を持つ「マルチ2世」です。母のマルチ商法への没入により父は離婚を選び、姉は絶縁を決めました。Rio自身も兄弟とともに、約1000万円にのぼる金銭の無心を経験しています。

「マルチ2世」とは、当会では「マルチ会員を親に持ち、マルチ商法被害を受けたと考える非マルチ会員」と定義しています。

立ち上げの経緯

2022年1月からWebサイトでの発信を開始し、同年3月1日にオンラインコミュニティとして正式に活動を開始しました。立ち上げの背景には、大きく2つの課題認識がありました。

  1. 社会の認知不足:マルチ商法そのものや、その被害の実態が一般社会にほとんど知られていない
  2. 被害者の孤立:被害を発信する人はいても、それぞれが個別に活動しており「仲間がいない」状態が、活動の継続を難しくしている

この2つの課題に向き合うため、被害相談の受付、会員間の情報交換の促進、被害事例の集約と社会への発信という3つの活動を軸に据えています。

目指す世界観

私たちの最終ゴールは、マルチ商法に関する被害をなくすことです。そして、そこにとどまらず「関わる全ての人の人生を前に進めていく」ことを目指しています。個人の家族被害の経験から出発しながら、法改正・政治・メディア・心理学の専門家と連携し、構造的な社会課題として取り組む——それが当会の活動のかたちです。

主な活動

  • 被害相談の受付(LINEオープンチャット・個別相談)
  • 会員間の情報交換の促進(オンライン語ろう会 等)
  • 被害事例の集約と、メディア・政治家・研究者への課題提起

協力者

法律アドバイザー

国府泰道 弁護士(太平洋法律事務所