母がアムウェイに関わり始めてから、40年が経つ。
その歳月は、家族全員の人生に影を落とし続けてきた。夫婦関係には長年の軋轢が生まれ、子どもたちはそれぞれのやり方で母との関係に折り合いをつけようとしてきた。
終わらない「洗脳」という言葉
インタビューの中で繰り返し語られるのは、「洗脳」という言葉の重さだ。40年という時間の長さは、それが一時的な熱中ではなく、生活そのものに組み込まれた構造であることを物語っている。
今も続く緊張関係
母の関与は今も続いており、家族との間には現在進行形の緊張関係がある。「過去の出来事」として語れないところに、この問題の根深さがある。
家族が背負い続けてきたもの
40年という年月の中で、家族は経済的な負担だけでなく、関係性そのものの疲弊を背負ってきた。振り回され「続ける」という表現が示す通り、これは一度きりの被害ではなく、継続する日常の中にある被害である。
40年という長さは特殊に見えるかもしれませんが、マルチ商法への関与が「一過性のブーム」ではなく生活の一部として固定化してしまうケースは珍しくありません。長期化した被害にどう向き合うかは、当会が重視するテーマの一つです。